« 佐々木耕成展 | トップページ | クレヨン画 »

リチャード.ゴーマンⅡ展

三鷹市美術ギャラリーの「リチャード・ゴーマン II」展を見る。
作家はアイルランド出身で経営から画家の世界へ(1946年ダブリンに生まれました。名門トリニティ・カレッジで経営学を学び自動車業界に就職しますが、少年の頃からの画家への夢を断ちがたく、30歳にして美術大学へ入学しました)。
技法は、アクアチント、木版、油彩。面と線による単純な形と色彩の抽象。
版画のくっきりとした輪郭に、心地よい配色。原色と曲線が入り乱れた初期の作品から近年の作品は、形態と色彩の均一化と単純化へと。円と四角をベースにした単純なかたちと単色の色面による絵画。
2005〜2007年ごろの木版作品(「Big Red」「Big Grey」「Big Orange」)には、形態の不定形さや木目、刷りのかすれに色の複雑さがあり、空間に於ける存在感を感じさせる作品であった。
 2008年以降は記号化が強まり グラフィック的要素とリピート性が目立ち作品として陳腐さが目立つ。
 この単純明解な絵として作家の思考を考えると...あまりにも軌跡としての変化が乏しいのでイメージの対象すら存在しないデザイン的要素に終始。
 経営的思考で作品を消化しているようなマス的な色合いになって作品としては一、二点の展覧会で十分で 展覧会としての企画は意味不明。
 
 ただ目でかたちを追い、色を味わうだけにしては作品の完成度は商品化されている。

最後に作家自身の言葉より
「私の作品を見るときには論理的思考をつかさどる 『左脳』 を使って解釈しようとするのではなく、
  空間のつながりを感じる力をもつ『右脳』を使って色や形を楽しむ自由を味わって欲しい」


O0724102410765854139_2


M_20100919rg1_2


M_20100919rg2a1f37_2


|

« 佐々木耕成展 | トップページ | クレヨン画 »

アート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/215705/37225437

この記事へのトラックバック一覧です: リチャード.ゴーマンⅡ展:

« 佐々木耕成展 | トップページ | クレヨン画 »