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エミリー・ウングワレー展

 先日の水曜日に国立新美術館で開催中のエミリー・ウングワレー展に。
 仲間内でかなり評価の高い展覧会である。
 平日の美術館であるのにもかかわらず新美術館は賑わっていた。
  

 エミリー・ウングワレー展の会場もそこそこの人出で賑わっていたのが期待はずれでがっかり。というのは日本で初めての展覧会で、ブログ管理人もそのような画家がいることすら知らなかったことを考えるともっと少ない観客の展覧会を予想していた。管理人の思い上がりとの声が聞こえてきそう。
 これも国立新美術館の広報活動の成果!
 嫌な成果だこと。 

 管理人としてはゆったりと静かに見ていたいのが展覧会。近頃の日本で行われている展覧会は賑わいを競うかのような展覧会で静かな雰囲気に浸ることが出来ないのが心残りで残念でしようがない。成果主義の採算性を求められる社会の潮流に巻き込まれた結果なのかもしれない。
 

 そのようなこと考えながら会場の作品を目にすると今まで抱いていた考えを吹き飛ばす圧倒的な大地の生命力が伝わって来る作品。現代美術のミニマムアートなどどこ吹く風とばかりに吹き飛ばしてしまい 力強い色彩の中に平面としての美術がー【美術教育から無縁な環境にあって現代美術の矛盾をいとも簡単にクリア】ーあった。現代美術の抽象表現主義をも凌駕する彼女独自の色の世界の平面美術を前に絵画の本来の姿を見る思いである。美術教育、西洋絵画史とかけ離れた所から生み出された作家の絵画の表現とはどのようなものかとの興味が合ったが、人の本来の絵画に対する欲求が素直に描き現すこと以外の何者でもない事が語りかけてくるような絵画だった。【絵とは!】の現代美術の矛盾に答えを示してくれそうな作品。心の赴くままに描き表わす以外何も無いということかな。それにしても天性の色彩感覚の前に批評家の言葉さえ意味をなくしてしまう力量にただ感服するのみである。

 この作品をみるのにあまりにも会場が細切れに小さくした美術館の配慮不足には不満を持ったが、これも採算性、効率性を求めるがための犠牲。もう少し距離感が欲しかった印象を持った。

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